お客様からWebサイトの制作でご相談いただく際に『本当にWebサイトって必要なのか?』という話をよく伺います。
結論から言うと『作った方が良い』のは確かです。しかし、Webサイトは良くも悪くも作成した後の運営次第で、自社やサービス、商品に大きく影響します。
Webサイトはその会社やサービス、商品の顔になり、ブランドになります。そのブランドがどのように伝わるのかは、Webサイトのデザインや見せ方で大きく異なります。
当記事では『Webサイトは本当に必要なのか』『Webサイトが与える影響とは』『そもそもWebサイトの存在意義とは』について解説していきます。
Webサイトは本当に必要なのか
Webサイトが必要か不要かは業種によっては偏りがありますが、昨今のスマホ(スマートフォン)の普及率を考慮すると『Webサイトを作った方が良い』と言えます。
ではなぜ、『Webサイトを作った方が良い』と言えるのでしょうか。
目的を達成させるためのWebサイト運用
『Webサイトを作った方が良い』理由についてですが、Webサイトの運用方針と目的をしっかりと決めておくことが前提です。
Webサイトで最も重要なのは『ユーザーに見られること』です。また、Webサイトはどう見られたいのかを定義し、それを目的と設定することが必要であり、目的を達成させるための運用をしていきます。
設定する目的は、例えば『認知を向上させたい』『Webサイトで集客したい』『問い合わせ件数を増やしたい』『応募数を増やしたい』など様々で、事業や業種によって様々な目的があります。
Webサイトを制作する前に目的をしっかりと設定できていれば、Webサイトが無用の長物になることはありません。
Webサイトを制作しない方が良いパターン
もちろんWebサイトを制作しない方が良いパターンもあります。それは、
- 目的や目標の設定をしていない
- ユーザーに伝えたい情報が少ない
- Webサイト制作後は放置する可能性が高い
- Webサイト制作後の運用のリソースまたは、マンパワーが足りない
などが考えられる場合は無理に作成する必要はありません。
現在ではWebサイトではなくても、SNSを通じて情報を発信することができます。TwitterやFacebook、Instagram、TikTokなど様々なSNSがありますので、伝えたい情報やその粒度がどのSNSで効果的なのかを見極めて利用していきましょう。
Webサイトの存在意義
Webサイトの存在意義は『発信した情報を見せる』ことです。つまり我々が行う行動や活動、企業が行う活動などの広報の役割を担うことになります。
Webサイトは購入や契約、申し込み、問い合わせなど目的が様々ですが、根幹には『情報を知って(見て)もらう』という目的があります。
ユーザーの購入や依頼の意思決定に重要な役割を果たす
商品やサービス、お問い合わせをするきっかけは皆さんどこから得ていますか?
最も一般的なのがマスメディア(テレビ、広告、メディアサイト等)からの情報収集になり、現在でもその効果は健在です。マスメディアの利用はメディア活用の中で最も効果的と言えます。
その次に効果を発揮するのが『ミドルメディア』です。このミドルメディアは、編集型サイト(ブログ、ニュースサイト、まとめサイトなど)とプラットフォーム型(検索エンジン、ソーシャル、ブックマーク)の2つの要素があります。
このように、ミドルメディアではWebサイトやそれに付随する検索エンジンなどから、多くのユーザーが情報を収集していますので、Webサイトは情報を収集される側として、情報を発信する側として必要なものだと言えます。
Webサイトがないとどうなる?
Webサイトがなければ、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに自身が保有、管理するWebサイトが表示されることはありません。
企業情報や商品やサービス情報であれば何かのメディアサイトやまとめサイトで、非常に小さな情報は掲載されているかもしれませんが、果たしてその情報が役に立つかは定かではありません。
ですが、Webサイトを保有していなくても大型メディアサイトに自社や自店などの情報を掲載することができます。
自社や自店の情報を掲載できるポータルサイト
ポータルサイトとは簡潔に言うと『情報をリンク集としてまとめたサイト』です。ただ最近のポータルサイトはGoogleのアップデートにより、ただのリンク集サイトは淘汰されていき、優良なコンテンツを有しているポータルサイトが評価されるようになってきました。
この優良なポータルサイトは例えば、
- グルメ系:食べログ、エキテン、ホットペッパー など
- 美容系:ホットペッパービューティー、OZmall、楽天ビューティー など
- 物件系:SUUMO、Home’s など
このようなポータルサイトの中に情報を持たせることで、自社や自店の情報を発信していくことができます。ですが、掲載には費用が発生することが多いので長い目で見たらWebサイトの方が良かった?と思うかもしれません。
まとめ
Webサイトを作った方が良いか、作らない方が良いかは展開されている事業や業務によって左右されます。
また、事業や業務に関わらず『なぜWebサイトを制作するのか』を明確にし目標を立てた上で、戦略立てて運用していく必要があります。
『名刺変わりのWebサイト』はもう既に通用しない時代になってきました。Webサイトが『更新されていない』『デザインが古い』と感じるのであれば、それは閲覧するユーザーも同じように感じていることでしょう。
良いイメージよりも悪いイメージを持たれる可能性もありますので、Webサイトを制作した後はしっかりと運用していく必要があります。
もしWebサイトの運用が面倒、リソースが足りない場合はHATAORIで運用代行をいたしますので、お気軽にお申し付けください!