小さなお子様がいるご家庭は週末になると、遊びに行く場所で困ることってありますよね。私も週末になると「今日はどこに行こうか」と色々と考えてしまうものですが、毎回遠出をするのも億劫ですし、できれば秦野市内の近場で遊ばせたいと思ってしまいます。
正直なところ「お金や移動時間をかけずに手軽に子供を遊ばせたい」というのが本音ではないでしょうか。遠出をするとランチや買い物でなんだかんだ色々と買ってしまうので、結果的に大きな出費になってしまうこともありますよね。
今回は手軽にお金も掛からずにサクッと子供を遊ばせることのできる、秦野市堀山下にある『桜土手古墳公園』を紹介します。
桜土手古墳公園とは
桜土手古墳公園は神奈川県秦野市堀山下380-3にある秦野市立の都市公であり、秦野市が指定する史跡です。園内は古墳と広い芝生が広がっており、小さなお子様でも安心して遊べる公園です。古墳が良い感じに丘のようになっており登ると公園全体が見渡せるので、子供たちはよく古墳の頂上まで登ってる姿を見かけます。
公園名 | 桜土手古墳公園(さくらどてこふんこうえん) |
所在地 | 神奈川県秦野市堀山下380-3 |
開園時間 | 09:00〜17:00 |
お手洗い | なし(公園敷地内の「はたの歴史博物館」内に男女別トイレあり) |
売店 | なし(自販機あり) |
駐車場 | 無料(おそらく14~15台) |
駐輪場 | あり |
公園内に「はだの歴史博物館」があり、秦野市の歴史を知り、学べる博物館です。ちなみに入館は無料ですので、何度も見にいってもタダです。とは言いつつ、私もまだ1~2回程度しか行ったことがないので次回近くに寄った際には見てこようかと思います。
実際に子供たちと一緒に桜土手古墳公園に遊びにいきまして、その時に動画を撮りましたが、どうでしょうか。公園内はそんなに広くはありませんが良い感じに狭く、見晴らしも良いので子供を見失いにくいのが親として高ポイントです。※古墳の窪みや裏に回られてしまうと見失いますので注意
桜土手古墳公園は子供連れの方はもちろん、犬の散歩に訪れる方も多く、園内を一緒にお散歩されている方をよく見かけます。犬を飼っている方はお子様と一緒に遊ばせるにも最適な公園かと思います。公園内に水道が2ヶ所(駐車場入り口付近と横穴式石室付近)あり、犬に水をあげることもできますし、手を洗うこともできるので散歩コースには打って付けですね。
桜土手古墳公園の中にある古墳
公園内には保存古墳(作られた当時の状態をできるだけ維持された古墳)が6基、復原古墳(当時に作られたであろう状態や位置に復原した古墳)が1基あります。古墳は小高い丘のようになっており、その上を乗ったり歩いたりすることができます。「古墳=大昔のお墓」と思うと少し不謹慎かなとも思いますが、子供達はお構いなしに元気よく遊んでいます。
21号古墳
こちらは公園を入ってすぐ右側にある古墳です。
32号古墳
こちらは21号古墳の少し横にある古墳です。21号古墳の方よりも少し背が低い古墳です。
30号古墳
こちらは公園を入って左側にはる広範で小高い古墳です。この古墳はよく子供の遊び場になっているような印象です。
28号古墳
こちらは30号古墳の左隣にある古墳で木が2本生えているのが特徴です。木のおかげで日陰になっているので夏場はよくここで涼んでいる方を見かけます。
29号古墳
こちらの古墳は28号古墳のすぐ隣にある古墳で、木が1本生えています。28号古墳のすぐ近くにありますので、波打つような地形になっています。アップダウンが激しい箇所になりますが、子供達には人気な場所なようで、よく遊んでいる姿を見かけます。
26号古墳
公園の入り口から一番遠くに位置する古墳で、芝生が少し禿げているせいもあるのか滑りやすく、子供が遊ぶには少し注意が必要な場所です。古墳の横には柿の木かはわかりませんが、実を付ける木が生えているのが特徴です。
復原古墳
最後にメインの復原古墳。こちらが桜土手古墳公園のシンボルです。この復原古墳は石室に入ることができ、ちょっとした洞窟を体験できます。奥行きはそこまで広くはないので、子供が4〜5人入ると窮屈になる程の広さ。高さも大人は屈まないと入れないので、おそらく150cm程度の高さなので大人の方が入る場合は頭上に注意しましょう。
桜土手古墳の歴史
公園に設置されている案内図に桜土手古墳群について紹介されていました。
桜土手古墳群は水無川右岸に広がる35基からなる県内でも最大規模と言われている古墳群です。この古墳群は、6世紀末から8世紀初頭に造られた円墳で構成されており、横穴式石室と言われる埋葬施設を備え、装飾品や土器などが副葬されていました。
秦野市では、この貴重な文化財を広く紹介するために、平成2年(1990年)11月に桜土手古墳公園と展示館を整備しました。公園内には6基の保存古墳と、桜土手古墳群の中でも最大規模を誇った1号墳をモデルにして新たに造った復原古墳があります。
6基の保存古墳は隣接する工場の敷地に保存されている6基の古墳とともに、昭和47年(1972年)12月に秦野市の史跡に指定しました。
桜土手古墳群は6世紀から8世紀に造られた古墳群で、現代からおよそ1,400年〜1,200年前に造られたと思うとめちゃくちゃ歴史とロマンを感じますよね。6世紀はちょうど古墳最盛期を迎えた古墳時代(大和時代)と言われていた時代で、大和朝廷(ヤマト政権)が有名ですね。邪馬台国が滅んだ少しあとの時代なんですね。
8世紀頃は飛鳥時代と奈良時代を飛び越えて平安時代初期頃になりますが、平安時代と古墳はあまり結びつきがなさそうに思いますが、平安時代初期までは古くて風化しそうな文化として古墳が残っていたのかもしれませんね。
桜土手古墳公園は子供の遊び場として最適
桜土手古墳公園の特徴は何と言っても、車道から離れた位置に公園がありますので、車に注意する必要ない点と公園全体の見晴らしがいいので子供を見失いにくい点が非常に良いです。また公園全体が柵で囲まれているので出入り口さえ注意していれば、公園外に出にくいというところも非常にありがたいです。
遊具は特にないので、ボールやフリスビー、ストライダーなど子供が遊べるものを持ってくることをオススメしますが、特に何もなくてもお散歩もできますし、古墳を登ったり降りたりして遊ぶこともできますので、遊ぶ道具はあれば尚良しです。
駐車場も完備されている公園ですので、これほど気軽に安心して子供を遊ばせられる公園も少ないかもと思ってしまうほど、居心地がいい公園です。よく晴れた週末にお子様やペットを連れて遊びにきてはいかがでしょうか。