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初心者でも簡単に始められるSEO対策【その1:ターゲットユーザーと対策キーワード決める】

初心者でも簡単に始められるSEO対策【その①:ターゲットユーザーと対策キーワード決める】 デジタルマーケティング

Webサイトを制作すことは一般的ですが、それと同様にSEO対策も一般的になりつつあります。Webサイトの制作は『情報の発信』が前提となります。

しかし、制作したWebサイトをただリリースするだけでは、多くのユーザーに見てもらうことはできません。

多くのユーザーに情報を発信するには『SEO対策』『Web広告』『SNS』『メディアサイトの利用・掲載』などさまざまな方法があります。

今回はSEO対策に注目し、『初心者でも簡単に始められるSEO対策』について解説していきます。

SEO対策とは

SEO対策とは

SEO対策とは『Search Engine Optimization』(サーチエンジンオプティマイゼーション)の略語で、日本語では『検索エンジン最適化』となります。

日本語訳からもわかるように、GoogleやYahooなどの検索エンジン上で検索された場合に検索上位(1ページ以内、または1位〜10位以内)に表示されるように対策を行うことをSEO対策と言います。

このSEO対策ですが、多くの企業や個人の方がSEO対策の施策を行なっていますが、ほとんどはGoogle検索エンジンの対策になります。

なぜGoogleの検索エンジンの対策が主流になっているのかと言うと、シェア率が他の検索エンジンに比べて圧倒的にGoogleが多いことが大きな要因になります。

SEO対策の内容は非常に多く、非常に細かい施策までありますが、結論から言うと何をやっても”正解はありません”

なぜ”正解がない”のかと言うと、Googleの検索エンジンは日々進化、アルゴリズムのアップデートを繰り返しており『以前まで効果の出ていた施策が、今では効果がない』ということも、よくある話です。

しかし、Googleもユーザーファーストを掲げて日々アップデートを繰り返しておりますので、ユーザーに対して優良なWebサイト、コンテンツページであれば評価される仕組みではあります。

SEO対策におけるユーザーファーストとは

まずはGoogleが掲げる使命を確認しておきましょう。

  1. 関連性と信頼性が最も高い情報を提供する
  2. 情報アクセスの機会を最大化する
  3. 情報を最もわかりやすい形式で提供する
  4. プライバシーを保護する
  5. Google が販売するのは広告のみ
  6. コンテンツを生み出す人々の成功を後押しする
    引用元:検索に対する Google のアプローチ

これらを読み解くと、検索エンジンの品質ならびに、ユーザーが求めるアンサーに対して関連性が強く信頼性の高い情報を提供すること使命としています。

つまり、Googleはユーザーのアンサー(検索意図)に対して最適解な情報を提供したい。つまり、ユーザーのことを考えた上で最良なページ(Webサイト)を選び抜いて順位で整理をしてユーザーへ提供していることになります。

Webサイトを運用している方も、ユーザーに対して発信する情報も含めユーザーに対して優良なページにする必要があるということです。

SEO対策の初歩

SEO対策の初歩

SEO対策と聞くと難しそうと感じる方も多いかと思いますが、意外とそうではありません。しっかりと『誰に対して何をしたいのか』を明確にすることで対策は初歩的な対策は簡単にできます。

以下からは、SEO対策の基本中の基本でもある初歩を解説してきます。

1.ターゲットとなるユーザーを決める

これはSEO対策に限ったことではないのですが、まずは『誰に向けて情報を発信したいのか』ターゲット像を考えます。

マーケティング界隈ではよく耳にしますが、ターゲット像をより具体的にする『ペルソナ設計』を行うことで、どうのようにペルソナに対してアプローチをしていけば良いのか戦略を立てることができます。

ペルソナは1つだけ設計するだけではなく、複数のペルソナを設計することでより具体性を高めることができます。

2.市場調査と競合サイトの調査

ペルソナの設計が完了したら次は市場調査とその市場でベンチマークとなる競合サイトを調査しましょう。

市場調査・競合サイトの調査では、これから参入しようとする市場で入り込む余地があるのか、また情報が飽和し過ぎていないのかなどを調べる必要があります。

既に参入の余地もない市場や、情報が溢れかえっている市場では新規参入側としては非常に不利で成果が出にくい状況に陥る可能性が非常に高いことが予測されますが、逆に言えば規模も大きく、競合サイトも少ない市場であれば、十分に参入する余地はあります。

3.検索意図と対策キーワードを決める

SEO対策で最も重要な工程が対策キーワードの選定です。ユーザーは求める情報に対してどのような検索キーワードを用いているのかを理解、把握することが重要です。

この検索意図はユーザーによって異なりますが、『なぜ』『何のために』『どうして』のように5W4Hでキーワードを考えることで、『〇〇〇〇の内容がユーザーが求めているアンサーかもしれない』と推測することができます。

つまり、ユーザーのアンサーが推測できるようになれば、そのアンサーに対してのコンテンツはどういうものを作れば良いのか見えてくるということです。

4.Webサイトの内容を対策するキーワードに寄せる

『3.検索意図と対策キーワードを決める』の通り、ユーザーの検索意図を把握することで、ユーザーのアンサーを推測できます。

推測できるアンサーに沿ってコンテンツを作成することで、ユーザーも求めているアンサーに近いものを提供できます。

また発信するコンテンツの内容がユーザーの求めている情報だとGoogleのクローラーが認識することによって、対策キーワードの検索順位の向上が期待できます。

しかし、単純にコンテンツの内容がユーザーが求める内容であれば検索結果の上位にくるというわけではなく、さまざまな要因を加味した上で検索順位が決められています。

その『さまざまな要因』というものはドメインパワーからWebサイトの構造に至るまで細かな部分を含みます。そのような点を含め、ユーザーのアンサーになり得るコンテンツを作成する必要があります。

さっそくSEO対策を実践

さっそくSEO対策を実践

では先ほどの『SEO対策の初歩』で述べた内容を念頭に置いてSEO対策を実際に実施していきましょう!以下から実施方法を順番に解説していきます。

1.sitetitle、descriptionを考える

これからSEO対策するWebサイト、記事コンテンツに対して対策キーワードを決めます。前述した、『ターゲットとなるユーザー』『検索意図の把握』『競合サイト』の3つの視点で考えていきましょう。

  1. ペルソナ(ターゲットとなるユーザー)を設計する
    どのユーザーにWebサイト、記事コンテンツを見てほしいのかを想定する『ペルソナ設計』を行います。ペルソナは簡単に言えば、仮想で見込み顧客になり得そうな人物を設計することです。

    ペルソナ設計が完了していれば、概ね獲得したい(情報を届けたい)ユーザーが見えてきているはずです。
  2. 検索意図の把握
    ユーザーが検索するであろうキーワードを考慮し、sitetitleやdescriptionにユーザーが検索するであろうキーワードを含める内容にすることで、ユーザーニーズや検索意図に応える形になります。
  3. 競合サイトの調査
    ターゲットユーザーとユーザーの検索意図を把握したら次は、対策キーワードで検索した際に表示される上位の競合サイトを確認してみましょう。

    上位の競合サイトがどのようなコンテンツを発信してるのか参考にすることが重要です。画像が多いのか、商品情報が多いのか、読み物サイトなのかなど、対策キーワードごとに検索結果の傾向が異なりますので、どのようなコンテンツが求められているのかよく確認しておきましょう。

2.構成案(アウトライン)を作成する

2.構成案(アウトライン)を作成する

『ペルソナ設計』『検索意図の把握』『競合サイトの調査』が完了したあとは、作成するコンテンツの構成案(アウトライン)の内容を考えましょう。

構成案(アウトライン)はコンテンツの骨子となる、見出しの作成になります。見出しの種類は『H1(大見出し)』『H2(中見出し)』『H3(小見出し)』…があります。

SEO対策上、H1(大見出し)から順に重要度が高いと言われており、対策したいキーワードはできるだけH1やH2に入れ込むように意識しましょう。

注意点としては、H1やH2の内容に無理に対策ワードを入れることは控えましょう。読者となるユーザーが違和感を感じるような文章はSEO対策上でも、あまり良いとは言われていません。

せっかくコンテンツ内容が良い品質なものでも、見出しに違和感を感じることで読まれなくなってしまうこともありますので、見出しは自然な文章になっているのかよく確認しましょう。

3.Webサイト、記事コンテンツの内容を対策するキーワードに寄せる

3.Webサイト、記事コンテンツの内容を対策するキーワードに寄せる

『2.構成案(アウトライン)を作成する』で見出しの内容を対策キーワードを含めていくと解説しましたが、次はそれぞれの見出しを対策キーワードの内容に寄せた形にする必要があります。

例えば、H2の内容が『カレーの具材で必要なもの』だったとします。すると基本情報としては『じゃがいも、にんじん、たまねぎが必要』となります。

それ以外の情報としては色々ありますが検索意図によっては、『野菜の炒める順番』『隠し味に何を入れるか』『肉は何を入れると美味しいのか』『本格カレーにするにはスパイスは何を使うのか』などが考えられます。

このように検索意図に合った内容も含めてコンテンツを作成していくことで、検索意図を満たすだけではなく、コンテンツ自体にオリジナリティを高めることができますので、SEO対策上でも有効となります。

今回のまとめ

今回は『初心者でも簡単に始められるSEO対策【その①:ターゲットユーザーと対策キーワード決める】』では、SEO対策を始めるにあたって基本的な内容をまとめました。

SEO対策で最も重要になる部分は『検索意図を理解すること』です。検索意図を理解することで、ユーザーはどのようなアンサーを求めているのかを考え、コンテンツへ落とし込んでいく必要があります。

また単純にユーザーの顕在的な課題へのアンサーに応えるだけではなく、潜在的な問題へのアンサーも織り交ぜていくことが重要です。

次回はコンテンツの作成で注意したい点や、Googleが嫌うコンテンツ、好むコンテンツについて解説していきます。

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