2026.09.18 / Journal
hreflangタグとは?多言語サイトの正しい設定方法を解説


海外向けのサービスページや、同じ日本語でも地域別に案内を出し分けているサイトで、「検索結果に意図しない言語版のページが表示される」「海外ユーザーに合わないページが上位に出てしまう」といった悩みを抱えていないでしょうか。こうした課題を解決する仕組みが hreflang タグです。この記事では、hreflang タグの役割から正しい記述方法、よくあるミスまでをわかりやすく解説します。
hreflangタグとは?多言語・多地域SEOで欠かせない仕組み
hreflang タグとは、同じ内容のページが言語や対象地域ごとに複数存在する場合に、それぞれのページがどの言語・どの地域のユーザー向けかを検索エンジンに伝えるための属性です。Googleはこの情報をもとに、ユーザーの言語設定や所在地に応じて最適な言語版のページを検索結果に表示します。
hreflangタグの基本的な役割
例えば日本語版・英語版・中国語版のサービスページを持つ場合、hreflang タグで各ページを関連付けておくことで、日本語で検索したユーザーには日本語版、英語で検索したユーザーには英語版が表示されやすくなります。設定がないと、検索エンジンが言語に関係なくどれか一つのページだけをインデックスしてしまう可能性があります。
canonicalタグ・lang属性との違い
canonical タグが「重複ページの中で評価を集約する正規ページ」を指定するのに対し、hreflang タグは「言語・地域ごとに異なる正規ページが存在する」ことを示すものです。役割が異なるため、多言語サイトでは両方を併用するケースもあります。また、HTMLの lang 属性はブラウザやスクリーンリーダーにページの言語を伝えるものであり、検索エンジンへの言語・地域シグナルである hreflang タグとは目的が異なります。
hreflangタグが必要になる代表的なケース
すべてのサイトに hreflang タグが必要なわけではありません。以下のようなケースで特に効果を発揮します。
- 同じ内容を複数言語(日本語・英語・中国語など)で展開しているサイト
- 同じ言語でも地域別(日本・台湾・シンガポールなど)に価格や表記を変えているサイト
- ドメインやサブドメインを分けて多言語対応しているグローバル向けサイト
- 越境ECなど、海外ユーザーの流入を意識したサイト
逆に、単一言語・単一地域のみを対象とするサイトであれば、無理に導入する必要はありません。
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hreflangタグの正しい記述方法3パターン
hreflang タグは主に3つの方法で実装できます。サイトの構造や運用体制に合わせて選びましょう。
HTMLの<link>タグで指定する方法
もっとも一般的な方法です。各ページの<head>内に、対応する言語・地域版のURLをすべて記述します。自ページ自身への参照(自己参照タグ)を含め、関連するすべてのページを相互に指定する必要があります。1ページでも記述が漏れると、正しく機能しない場合があるため注意が必要です。
HTTPヘッダーで指定する方法
PDFなど、HTMLの<head>を持たないファイル形式では、HTTPレスポンスヘッダーに Link ヘッダーとして hreflang 情報を記述します。サーバー側の設定変更が必要になるため、実装には技術的な調整が伴います。
XMLサイトマップで指定する方法
大規模なサイトでは、ページごとにHTMLを編集するよりも、XMLサイトマップ内にまとめて hreflang 情報を記述する方法が管理しやすい場合があります。多言語ページ数が多いサイトほど、この方法のメリットが大きくなります。
hreflangタグ設定でよくあるミスと注意点
hreflang タグは仕組みがやや複雑なため、設定ミスが起こりやすい項目でもあります。代表的なミスを押さえておきましょう。
相互参照(リターンタグ)の漏れ
hreflang タグは、AページからBページを指定するだけでなく、BページからもAページを指定し返す「相互参照」が必須です。片方向だけの指定では、Googleに無視される可能性があります。
言語コード・地域コードの誤り
hreflang の値には ISO 639-1 の言語コードと、必要に応じて ISO 3166-1 Alpha 2 の地域コードを組み合わせて指定します(例:日本語は ja、日本向け英語は en-US ではなく en のみなど、対象に応じた指定が必要です)。コードの誤記や存在しない組み合わせは正しく認識されない原因になります。
x-defaultの活用
どの言語・地域にも当てはまらないユーザー向けに、デフォルトで表示したいページを x-default として指定できます。言語選択ページやグローバル向けトップページに設定されるケースが一般的です。
- すべての対象ページで相互参照になっているか確認する
- 言語コード・地域コードの表記ゆれがないか確認する
- canonicalタグの指定と矛盾していないか確認する
- noindex設定のページを誤って含めていないか確認する
hreflangタグの設定を検証・確認する方法
Google Search Consoleでの確認方法
Google Search Consoleでは、国際的なターゲティングに関するレポートから hreflang の設定状況やエラーを確認できます。設定後は実際にエラーが出ていないか、定期的にチェックする運用をおすすめします。
検証ツールを使ったチェック
hreflang タグの相互参照漏れやコードの誤りは、専用の検証ツールやサイト巡回型のSEOツールを使うことで発見しやすくなります。ページ数が多いサイトほど、手作業でのチェックには限界があるため、ツールの活用を検討しましょう。
hreflangタグの設定・見直しでお困りの方へ
多言語サイトの設計から技術的なSEO実装まで、専門的な観点でサポートいたします。設定状況の確認だけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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参考文献
- Google Search Central「ローカライズ版のページを Google に伝える」
- Google 検索セントラル ヘルプ「多言語多地域サイトを管理する」
- W3C「Language tags in HTML and XML」
- IETF「BCP 47: Tags for Identifying Languages」
この記事を書いた人
- 記事の執筆は、Webマーケティング歴10年以上の専門家3名と、Webデザイナー歴15年の経験豊富なメンバーが所属するHATAORI運営事務局が担当しています。Webマーケティングとデザインの両面から、実践的かつ最新の情報をお届けします。神奈川県秦野市を拠点に、実務経験に裏打ちされた多角的な視点で、貴社のWeb集客を力強くサポートいたします。
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